Flexible Database of Dementia(FDD)

作成日:2020/3/29   →  修正日:2020/5/20   


注意:このホームページおよび下記の4個のDatabase File の著作権はすべて、七條文雄に所属します。このホームページの内容の一部あるいは全部を無断で使用することは禁止致します(Databaseの利用は自由ですが、使用登録へのご協力をよろしくお願い申し上げます)。しかし、極力、URLの変更は致しませんので、リンクおよび、文献への引用は歓迎致します(E-mailにてお知らせ下さい)。


認知症の治療効果の経時的判定のためのデータベースの試作

軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment : MCI)や様々なタイプの認知症、更にはこれらに附随した周辺症状(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia : BPSD)の治療には、様々な薬物療法、サプリメント、非薬物療法が試みられている。一方、認知症の評価法においては、長谷川式簡易知能評価スケール(Hasegawa Dementia Scale-Revised : HDS-R)や精神状態短時間検査 改訂日本版(Mini Mental State Examination – Japanese : MMSE-J)などを含む様々な検査法が各施設により個別に導入されている。今回、認知機能の経時的な変化を客観的に捉えながら、併せて認知症の治療効果を経時的に評価でき、更には、施設により異なる様々な検査法に柔軟に対応出来るDatabase(『Flexible Database of Dementia:FDD』と命名)をiPad上で構築した。


データ処理機種と必須ソフト

    1. PC (Mac/Win) + FileMaker Pro (12〜18)【有料】
    2. iPad + FileMaker Go (15〜18) 【無料】← App Store からダウンロード

    <PC と iPadでの FileMaker の機能の相違点>

    A. PCで出来てiPadで難の機能

    ・ 二つのファイルのデータをマージして追加/合成することは iPad では難です(PCで行って下さい)。

    ・ すなわち、iPadでは、データファイルのエクスポートはできても、インポートは出来ません。

    B. iPadで出来てPCで難の機能

    ・ 機種に附属したカメラを直接利用した写真撮影、ビデオ録画、およびマイクを直接利用した録音は、iPadでは容易ですが、PCでは難です。

    ・ 画面上に直接記録された署名や、描画像、書字などはiPadではデータベースとして直接保存出来ますが、PCでは不可です。


    重要事項:FileMaker Goを利用して、カメラで記録された、写真や動画は、FileMakerのDatabase内にのみ保存され、写真APP には記録されません!すなわち、iCloudを介してデータが他に自動転送されることは全くありません。閲覧するには、必ず、Databaseのパスワード入力が必要となります!----- この点は、個人情報保護の意味で非常に重要です!】


ファイル構成(4種のファイルを利用)⇒ ダウンロード用のウェブブラウザは【Safari】を推奨

  1. Base.fmp12 (基本ファイル)  ダウンロード
  2. HBF.fmp12 (Higher Brain Function)  ダウンロード
  3. Picture.fmp12 (画像登録)  ダウンロード
  4. Video.fmp12 (動画)  ダウンロード

参考文献: 七條文雄: 認知症の治療効果の経時的判定のためのデータベースの試作. 第3回日本脳神経外科認知症学会学術総会講演集, P19-P24, 2020


1. ダウンロードからFileMaker Goで起動するまでの過程の説明

⇒ 上記の4個のファイルをダウンロードします(タップするとダウンロードが開始されます)。

ダウンロードされたファイルは、iPad内では、【ファイル APP】 内のダウンロードフォルダの中に保存されます。【図1参照】

【図1: 4個のファイルをダウンロード】

 

2. ダウンロードファイルの内容確認

⇒ iPadの【ファイルAPP】内の【ダウンロードファイル】内にダウンロードされた4個のデータベースファイルがあることを確認して下さい。【図2 参照】

【図2: ダウンロードファイルの確認】

 

3. FileMaker Go 18での初期起動の方法

⇒ ダウンロードファイルから起動出来るかの確認をします。 【図3 参照】

【図3: ファイルメーカーGoからの4ファイルの確認】

 

4. ダウンロード後の初期設定 (重要注意事項:4個のファイルは同じアカウント名とパスワードで!)

アカウント名: FDD

パスワード:  fdd  → パスワード変更の指示が出ます。→ ユーザーで独自のパスワードを決めて、入力して下さい(注:重要!:4個のファイルは同じパスワードで! 【図4 参照】

【図4: パスワードの設定】

★:4個のデータベースファイルのパスワードが共通でない場合には、図5の方法で、共通化することが出来ます。

★: アカウント名とパスワードの入力は、2-3回行うと、顔認証や指紋認証を利用すると、自動入力ができる様になります。

・パスワードの変更方法(【PW変更】ボタンは、各データベースファイルの起動画面もしくは次の画面に必ず表示されています。)

【図5: パスワードの変更方法】


5. FDDのスタート

【BASE】ファイルからスタートして下さい(アカウント名とパスワードが同一であれば、他の3個のファイルは自動的に起動します)。

・ 使用登録のご協力をよろしくお願いします。

【図6: 【BASE】の起動画面】

6. 各種ボタンの名称と機能

・以下に各種ボタン名とその機能を説明します。


【症例画面へ】:各症例のデータ入力が画面に移行します。

【各種認知症検査の経時的チェック】:症歴毎の各種認知症検査の経時的変化が、様々な組合せで比較できます。

【症例:追加/削除】:新規に症例追加、指定した症例の削除ができます。

【印刷】:画面の印刷が出来ます。

【症例検索】:症例検索画面に移行します。

【全検索】:様々な条件で検索できます。

【終了】:APPの終了ボタンです。

【氏名のコード化(匿名化)】:<Yes/No>ボタンを選択後に<氏名コード化>ボタンをタップすると、個人情報が匿名化されます。

【パスワードの変更】:特殊な場合ですが、パスワードの変更時にご利用ください。(パスワードは4種のデータベースで共通にして下さい!)


【全レコードリスト表示】:登録されている全ての症例がリスト表示されます。

【ソート解除】:様々な条件のソートを解除し、登録順にリスト表示されます。

【ウィンドウのスクロール】:ボタン指定で表示リストをスクロールします。

・最終データへ

・次のページへ

・前のページへ

・先頭データへ

【対象外移動】:指定したデータを対象外に移動します。

【対象入替】<対象グーループ><非対称グループ>を入れ替えます。

【レジストリ研究】

【リストからグループ設定】:リストから、特定のグループを任意に作成することが出来ます。

【グループから集計】:設定されたグループから、特定の疾患の症例数、特定の薬剤の使用例数が集計されます。

 

【図7: 症例リスト画面のボタン名と機能】

 


 

以下 工事中